食で感じる春の訪れ
皆様は何で「春」を感じますか?
東北岩手の中でも、小学校の教科書にも載るほど雪深い西和賀町沢内。
先日、やっと街の雪が解け、残るところ山と日陰となる軒下のみとなりました。
木々は次々と赤く芽吹き、ここ最近は気温も高いこともあり、きれいな新緑色を見せ、「春」の訪れを感じております。
それともう一つ。「山菜」が次々と地上に元気によく顔を出してきました。
タラの芽、シドケ、行者ニンニクetc...
私がまだ子どもの時、採れたての山菜で埋め尽くされた夕食は、テンションが下がりました。笑
「だってニガイんだもん。」
と、私の子どもに一口食べてもらっても全く同じ返答がきます。
それが今では、待ちどうしくて仕方がない「大人子ども」になってしまいました。笑
特に西和賀町沢内では、特産物でもあるワラビがあります。それを「西ワラビ」と呼び、産直はもちろんの事、「わらび園」などで自分の手でワラビを採る楽しさと美味しさ合わせた、いわゆる「ワラビ狩り」で岩手県内外からも好評となっています。
幸運なことに私は、毎年この時期になると地元の人から、AAA級クラスのワラビをもらえてしまうので、食べることが出来なかった年はないのです。
本当にありがとうございます!
それでも、AAA級のワラビを自分で採りたい!
そう思った私は、その人にお願いして秘密のワラビが採れる場所まで連れていっていただきました。
が。
そこは、手つかずの森。
今なら専門店でなくてもアウトドア用品が買える時代なのに、スニーカーにTシャツ、Gパン姿の私は、ワラビを採る以前に心が折れるのでした。
皆様も、山菜やキノコなどを採りに行く際は、重装備までしなくても一度アウトドア用品を見てからトライしてみてください。
地元の人の「歩きやすい」はかなりハードな事もあります。笑
さて、話しは戻りまして。
「西ワラビ」は何がそんなに違うのか。
それは、「粘り&トロみ」
これが他のワラビと全然違う!
山菜の宝庫「西和賀町沢内」その中でも特産品に選出された「西ワラビ」。
さらに!そのワラビで作られた「わらび餅」!!
これもまたモチモチで美味しい!
待ちに待った「春」を食から感じ、目から感じ、歩いて肌で感じ。
西和賀町沢内、いい街ですね。